霧筑波 知可良 大吟醸参年古酒(浦里酒造・つくば市)
特別な酒を吞んだ。
人生の節目ってやつだ。
4月から職場が変わった。
5年間勤めた職場を離れるのは辛いが仕方がない。
新天地でも頑張るつもり。
知可良ってのは、小川知可良博士の名前だ。
小川博士は何者かというと、協会10号酵母、通称小川酵母または明利酵母の発見者である。
詳しいことはこちらを参照してもらいたい。
僕は生まれ変わるとしたら、醸造学を学んで第2の小川博士になりたい。
実際会ったことないし、自分でもよくわからないけど、酒を通して小川博士を尊敬している。
まぁ、いいや。
霧筑波は全てのラインナップで小川酵母を使っている。
この酵母からできるお酒がものすごく好きだ。
なんともやさしい、まろやかな味わいがする。
で、知可良。
このお酒は大吟醸を氷温で3年以上寝かせたものだ。
ちなみにラベル見ると2006年ものだから7年前か。
すごいな。
味わいは、ほんとうにまろやかで優しい味だ。
とても静かで穏やかなお酒。
癒されるね。
当然金額的に高いから旨いに決まってるんだけど、それ以上のものがある。
とても旨い。
古酒なので香りや味わいに独特な癖があるのかと思ってたが、全くそんなことはない。
寝かせることでまろやかさに深みを出しているのだろう。
最高だ。
香りの高さ:標準
味の濃淡さ:淡麗
まろやかでおだやかな癒しの酒。