武勇 辛口純米酒(武勇酒造・結城市)
武勇にはまる。
辛口純米酒。
この酒評価が高い。
僕のバイブル安くてうまい日本酒186選にも掲載されている。
というわけで呑んでみる。
辛口という表記であるが、開栓直後は割と甘いと感じた。
が、開けてから日に日に甘味が辛味に変わっていく。
いろんな温度帯で味が変わる複雑なところが魅力。
だいたいそんな評価が多かったので試してみる。
冷や酒だと、濃醇な旨酒。
冷蔵庫できっちり冷すと、無濾過生原酒か?と思わせる酒質。
燗酒だと、あれ?にごり酒か?という感じの味わい。
うーん、面白い。
どれもよかった。
燗戻りも結構いける。
武勇の旨味の出し方は本当によい。
濃醇ながらも味のバランスが整っている。
純米酒の割には含み香もよい。
控えめで割とさっぱりした果実系な感じ。
うーん、うまいなぁ。
ちなみに僕は燗酒が一番いいね。
これは冬にガンガン呑みたいな。
誰かのレビューかブログにもう一つ味があればというのを読んだ。
確かに、雁木などの純米酒に比べるとスペシャルなひと味はない。
要するに武勇にしかない香りというか味の要素。
が、それをわざと削ってバランス整えた感がある。
これはこれで堅実な実によい造りなんじゃないのかな。
そういや、武勇は協会10号9号のハイブリット酵母が得意技。
この面白い味わいはその製法の仕業?
まぁ、細かいことはいいや。
うまいことに変わりないし。
と思う。
香りの高さ:控えめ
味の濃淡さ:濃醇
濃醇旨口茨城代表。これもいいお酒だなぁ。