郷乃誉 純米吟醸 活性にごり 生々(須藤本家・笠間市)
夏茨酒第三弾。
郷乃誉の活性にごり。
よくスパークリングワインとかシャンパンのようなという形容詞を目にする。
が、はっきり言っておこう。
この酒は日本酒だ。
しかも、うまい日本酒の部類にカテゴライズされる。
製法が似てるだけ?
要するに瓶内で発酵させて炭酸だしてるってことだろう。
で、まぁ一応シャンパングラスで呑んでみたw
しゅわしゅわしたにごり酒。
呑み口がよい。
控えめな大人の甘さ。
酒粕の香りが上品。
オリまじりなので当然やや濃醇な感じ。
が、にごりにありがちなくどさがない。
それは綺麗な酸味が利いているからだ。
郷乃誉の真骨頂は花薫光のような(って呑んだことないけど)秀逸な吟醸香ではないと思っている。
ではなにかというと、酸味だ。
どのランクのお酒も綺麗でさっぱりとした酸味が酒の味わいをぎゅっと締めている。
これがたまらないのだ。
茨酒においてこの絶妙な旨味と酸味のバランスを醸せるのは須藤本家だけかもしれない。
夏だけしか呑めないってのはちと残念な感じw
通年で呑めたらいいのになぁ。
香りの高さ:標準
味の濃淡さ:やや濃醇
にごり酒の濃醇さの中にも綺麗な酸味が利いていてものすごくすっきり呑めるよいお酒。