霧筑波 朝霧(浦里酒造・つくば市)
「夜霧」、「夕霧」、そして「朝霧」
浦里酒造、霧シリーズ3部作。
ラストを飾る「朝霧」は本生大吟醸である。
夜霧と夕霧のおさらいはこちら↓
筑波山の麓に萠え立つ朝霧。
まさに冬って感じがする。
3年前ぐらいだろうか。
筑波に泊まったことがあって。
12月のクリスマス前だったな。
ちょうど、この時期である。
朝早く起きると霧が出ていて、
朝日を浴びた筑波山が、
霧の上に顔を出していた。
そんとき、思ったのは、
「昨日呑んだ霧筑波旨かったなー」
っつう。
ともかく、「朝霧」っていうと、
そんとき見た風景とリンクする。
あと、前の晩楽しく酒呑んだことも。
出荷前からシリーズ3本目は、
大吟醸クラスと聞いてたので、
多少値が張るのは覚悟の上で。
まぁ、霧筑波ファンとしては、
当然価格は度外視で買いなのだが。
実際、安藤酒店に朝霧買いに行ったら、
安藤さんが「¥3150」って言うもんで、
思わず「え?」って聞き返しちまった。
マジか、浦里酒造。
超クールだな、と。
山田錦50%精米で、一升¥3150は良心的だ。
さすが浦里酒造。
なんてファン思いなんだろう。
はっきり言って、一生呑み続けたい。
さて、味わいはどうか?
さっぱりとした小川酵母らしい吟醸香。
スッキリとした甘味と旨味が膨らむ。
ついつい呑むペースが上がる、スイスイ系。
霧筑波らしい味わい。
香りムンムン系かな?
と、呑む前は予想していたけれど。
実際のところは味わい重視な感じで。
もちろん香りもいいけど、
まろやかでさっぱりしたこの味わいが、
最大の特徴だな、と。
呑ませるねぇ、ほんっと。
うちは家族揃って霧筑波ファンである。
かみさんは日本酒苦手なんだけど、
霧筑波だけは美味しく呑めるらしい。
酒呑みである親父さんと僕は、
もちろん圧倒的に支持している。
霧筑波があるってだけで、
親子揃ってウキウキになる。
親父さんのご機嫌をとるには霧筑波に限る。
言わずもがな。
もちろん、僕もだ。
【メモ】
◇香りの高さ:控 ・・★・・ 高
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘味:★★
◇含み香:小川酵母由来の霧筑波フレーバー
霧筑波の真骨頂、すっきりまろやかすいすい系。綺麗な酒。