武勇 辛口純米酒 無濾過生原酒(武勇酒造・結城市)
これは、ハマるなー。
またもや安藤さんに、
いい酒を教えてもらった。
武勇の看板酒である辛口純米酒の、
無濾過生原酒バージョン。
ちなみに冬季限定。
単にこの酒を呑むのもよいのだが、
せっかくなので呑み比べてみた。
どんな酒と呑み比べたかというと。
この無濾過生原酒に加水し火入れした、
レギュラーの辛口純米酒とである。
厳密に言うと仕込みは違うけど。
安藤酒店のお師匠さんの言うところの、
初鰹と戻り鰹ってやつで。
もちろん、
2本とも安藤酒店で購入である。
レギュラーの辛口純米酒が、
濃醇な酒だから。
その原酒となると、
そりゃもう、さ、
すげー濃いのだろうな、と。
想像通り、濃くって。
すごく芳醇な酒。
意外だったのは、
摘みたての果実のような、
それこそほとばしる、
フレッシュでジューシーな感じ。
これには驚いた。
ピチピチな新鮮さ。
まぁ、火入れした酒との、
相対的な感覚もありつつ。
呑み比べてよりはっきりする感じ。
ちなみに、
火入れした酒のレポートは後日。
爽やかな香り。
開けたては、
酸味は強くないが、
柑橘系の果実感。
そして、原酒の力強さ。
濃醇なわりにはくどさを感じさせない。
バランスの良さが光る。
味わいの後半は、
日本酒って感じる旨さがある。
その旨さがとても綺麗なのだ。
さすが、武勇。
開栓後は、少しずつ、
りんご風味にかわっていく。
そしてまろやかになっていった。
開けてから6日ぐらいで、
蜜をたっぷり含んだりんごって感じ。
濃くて旨い。
たまらない味わい。
ちなみに、
いろんな温度帯で呑んでみたが、
10℃〜15℃ぐらいが好きである。
冷蔵庫から取り出して、
ちょっとうちゃっておく。
その時間がもどかしい。
ので、
風呂に入る前に徳利に入れておく。
いやー、これね、
クセになる味わい。
ついつい呑み過ぎる。
ただ原酒だけあって、
アルコールは18度。
基本、2合ですっかり出来上がる。
そんで、コタツで丸くなる。
やっぱり、
僕の身体は15度がボーダーか?
【メモ】
◇香りの高さ:控 ・・・★・ 高
◇味の濃淡さ:淡 ・・・・★ 濃
◇甘味:★★★
◇含み香:柑橘系からの完熟りんご
やべー、ハマった。