武勇 純米酒 山田錦 生酒(武勇酒造・結城市)
前にこの酒呑んだのいつだったっけ?
と、自分のブログ読み返してみたら。
一昨年になるのか、もう。
なんて、時が流れるのは早いもんだ。
基本的に俺の舌の記憶はいい加減で。
まぁ、ごじゃっぺなんだけど。
この酒に関しては。
一昨年呑んだときの印象が。
割としっかりインプットされている。
どうしてよく覚えているかというと。
この酒が山廃だって知り。
まじで、そうなのか!?
いやー意外だねー、と。
全然綺麗めじゃん?
なんて、山廃らしくなさ全開で。
結構衝撃的な感じだったから、だ。
この酒、ラベルに表示はないけど。
実は山廃仕込みなんだってね。
そんで。
今年の酒呑んでみて。
その山廃らしくなさは。
変わらないのだが。
あれ?こんなんだったっけ?
と、明らかに違う印象を受けた。
まー、別に旨いからいいんだけど。
前と比べると。
なーんか薄めだなー、と。
こんな軽快な酒だったか?、っつう。
もっと濃醇な味わいだった筈なのにな。
っちゅう、さ。
2年経って。
俺もふたつばかり歳をとり。
年齢をカウントする数字だけでなく。
味覚も変わっちまったのか、と。
まー、それも自然なことか?
なんて思いつつ。
酒についてる札見たら。
「アルコール度数15度」
って書いてあるし!
変わったのは武勇のほうで。
あ、もちろん俺もかもしれないが。
ともかく。
2年前呑んだ酒は。
アルコール度数が17度で。
今年の酒は生だけど。
加水してあんのか!っつう。
謎は全て解けたよ、ワトソン君。
さて、加水してある今年の酒は。
やっぱりすっきり感があって。
なかなかいい感じ。
実は、好みを言っちまうと。
嫌いではないにしても。
無濾過生原酒とかの。
加水してない酒は。
若干、味が派手過ぎるんだよな。
それはまるで。
キャバクラのおねーちゃん、で…。
ま、わかるだろ?
山田錦由来の。
武勇らしい柔らかい旨味に。
フレッシュな香りが穏やかに。
まるで青い梅の実のような。
爽やかな酸味が特徴で。
あー、これもやっぱり初夏酒だなー、と。
梅雨の時期にさっぱりと頂く。
なかなかオツな酒だ。
まぁ、なんだかんだ書いたけど。
結論言えば、バッチリ旨い酒っていう。
そんで。
俺は、加水してあるほうが好みだな、と。
山廃って言うと。
骨太で重めの味わいを連想する。
コクがあって酸味もありつつ。
まー、濃いめ!
っていう印象持つのは何故なんだろうか?
僕の中の答えは。
でも、山廃って。
酒の味わいを。
100% 決めちまうような。
決定的な要素ではないんじゃないか?
つまり、山廃だからって。
同じ味わいにはならないという。
わかんないけど、さ。
まー、現に。
いろんな味わいの山廃酒があるし。
でもある程度は共通項あんのかな?
その辺のところをもっと研究したい。
って、実際は。
まー、なんでも呑みたがりなだけ。
なんだけど。
あ、そうそうそんでこの酒。
実はもの凄くお買い得価格だ。
確か2500円弱。
ありえない。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ★・・・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・・★・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・・★・・ 甘
◇含み香:フレッシュなフレーバーと爽やかな酸味
これも初夏酒って呼びたい。山廃仕込みながら、それをあまり感じない酒。普通に旨い酒で。そもそも山廃って?と考えさせられる。
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