一品 超辛純米(吉久保酒造・水戸市)
そろそろ高校野球の県大会も大詰めで。
さて、どこが優勝すんだっぺ?
なんて話題でもちきりだ。
と、なると。
当然、夏の日差しが眩くなり。
向日葵は太陽に向かって背伸びして。
陽炎は揺れ。
アスファルトの向うに蜃気楼が。
まー、なんちゅうか。
暑い。
What's the time?
It's summer sake time!
だろ?
夏酒にふれて理性がドーンと舞う。
一品の超辛純米。
吉久保さんとこの夏酒で。
マリンブルーなラベルが眩しい。
梅雨も明けたらしいね。
麦わら帽子でもかぶって。
水まきしてさ。
夏酒呑もうか、なんて。
学生みたいに。
夏休みがあったらいいのにな。
夏酒っていうと。
薄口さっぱり系が多い中で。
この一品の夏酒は。
旨味をあえて出して。
甘味を抑え、思いっきり辛口にして。
さらに酸味でさっぱり感を演出する。
そんな味わい。
旨味と酸味が両立し。
抜群のキレ味。
いい酒だなー。
一品さんは。
今年から夏酒を造り出したのかな?
よくはわからないけど。
去年はこのラベル見てない気がする。
この酒。
先手必勝な夏酒市場にあって。
出遅れ気味ではあるが。
季節感をちゃんと心得てる。
6月末にリリースするあたりが潔い。
粋だよな。
と、同時に。
実は。
じっくりと味をのせてたので。
ついつい6月末になっちゃった。
なんて、推測もしている。
週刊誌並みの邪推ってやつ。
まぁ。
それだけ味わいに深みがある。
ってこと、だ。
近頃、5月なんてあたりまえで。
下手すると。
4月に夏酒出してる蔵がある。
初モノ、一番槍的な。
商売上の先陣争い?
も、あるんだろうが。
基本どの蔵も夏酒って。
薄めな清涼感を大切にするから。
味が出ないうちに。
要は薄っぺらなうちに。
出荷しとこうか。
っつう、作戦か?
なんて、勘ぐりをしてる。
まぁ、なんにしても。
4・5月に夏酒ってのは野暮だよな。
って、一品の話から逸れた。
一品の超辛純米、な。
やっぱりロックがいい。
超辛夏純といっしょでさ。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ★・・・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・・・★・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ★・・・・ 甘
◇含み香:すっきり日本酒フレーバー
一品の夏酒。旨味芳醇、辛口で酸がありスッキリとまとまっている。いい感じの酒だ。
地酒蔵 きなせさんで購入