霧筑波 夕霧(浦里酒造・つくば市)
秋は夕暮れ。
夕日の差して山の端いと近うなりたるに。
思うのは、もちろん霧筑波の夕霧で。
そんで、日が暮れないうちに。
さっと、うちに帰って。
夕霧を呑めば、さ。
いとおかし=マジ最高。
っつう。
はっきり言ってだ。
清少納言に一杯おごってやりたい。
そういう酒だ。
まー、間違いなく。
清少納言が夕霧呑めば。
枕草子もリメイクされるだろう。
『秋は夕霧』
って、ね。
俺がもし、清少納言なら。
春は夕霧、夏・秋・冬も夕霧!
だけども。
それじゃ、ちょっと品がない?
そっかー、じゃ、こういうのは?
春は波留起多里。
夏は夜霧。
秋は夕霧。
冬は朝霧。
いや、待てよ。
そもそも枕草子って霧筑波のことか?
霧筑波の夕霧。
その熟成期間は。
二つ夏を越してるって聞いたことがある。
確かに。
静けさの中に深く染み込んだ。
熟成感のある旨味が冴える。
まるでシルクのような。
滑らかで柔らかい。
穏やかな香りの淡麗辛口な酒。
ちなみに、さ。
実はこの酒、去年の酒で。
通常よりさらに1年。
冷蔵庫で寝てた1本、だ。
きちんと1年分の熟成感が。
年輪のように重なって。
旨さに深みが出ている。
燗にすると、もう抜群で。
BOSSのCMみたいにさ。
紅葉の葉っぱが舞い落ちるような。
そんなイメージ。
いとおかし=マジ最高。
なんつって。
この酒を表現しきるだけの力がない。
そんなブログ主に代わって。
清少納言に記事を書いてもらいたい。
そういう酒で。
まー、そのブログ記事ってば。
枕草子以上の名作になっちまうだろうな。
つまりは。
そんだけ旨いって言いたいんだ。
冷卸の話で、酒に順番つける。
なんつって書いたけど。
もちろん、俺ん中での一番だから。
ブログ読んでくださってる方々の。
一番でなくてもいいわけで。
でも、敢えてそう書くのは。
そんだけ、お勧めですよ、とか。
俺の好みのひけらかし、など。
そんなことが言いたいが故だったりする。
で、この夕霧も前回の冷卸に。
勝るとも劣らない酒で。
これも一番だな、っつう。
あーあ、なんて節操のない奴だ。
が、本当に。
どれもこれも旨いんだ。
霧筑波は。
ところで、話は変わるけど。
気付けば、去年呑んだ夕霧も。
なんと、+1年ものだったのかー。
で、実は夕霧については。
ちょっとした計画があって。
それは、まー来年のお楽しみなんだけど。
乞うご期待でございます。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・・★・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・★・・・ 甘
◇含み香:ほのかにハチミツやナッツなどの熟成感のあるふくよかな香り
古酒まではいかないが、きっちり熟成感のある旨い酒。抜群。やばい。
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