霧筑波 ピュア茨城 特別純米 秋あがり(浦里酒造・つくば市)
霧筑波のピュア茨城3部作完結編。
火入れの秋あがりを呑む。
去年も思ったことだけど。
上わ立ちから結構香りの強い酒で。
カラメルとか。
焼き立てのトーストのような。
香ばしい熟成感のあるフレーバー。
不思議なのは。
この酒が原酒や生酒の段階で。
そんなに香りが強くなかったのに。
火入れになると香りが高まる。
面白いねー、熟成ってやつの仕業?
浦里酒造さんの酒といえば。
ストイックなまでに小川酵母一筋で。
その思い入れがハンパない。
が、このピュア茨城だけは例外で。
所謂、ひたち酵母っていうのを使ってる。
それはピュア茨城という酒が。
県内の蔵元さん達が。
同じ酵母と同じ米を使って。
それぞれに仕込むっていうさ。
そういう企画なもんだから。
浦里酒造さんもそうしてる、っつう。
協調性ってやつ。
そんなわけで、ピュア茨城は。
小川酵母に対する浮気ではない。
そもそも、小川酵母もひたち酵母も。
茨城で産まれた酵母だしな。
まー、霧筑波ファンとしては単純に。
小川酵母以外の酒を呑むっつう。
そんな楽しみもあって。
おもしろ美味しく呑ませてもらってる。
更に欲を言えば。
ひたち錦+小川酵母で仕込んだ。
そんな霧筑波も呑んでみたいな。
それもある意味、ピュア茨城じゃん?
まー、ともかく茨城愛に溢れた。
そんな造り酒屋さんが浦里さんで。
その地元に対する深い愛については。
茨城を「いばらぎ」とつい言っちゃう。
そんな方には理解不能だと思うが(笑)
まー、その辺の件は理解せずとも。
霧筑波呑めば、さ。
それが旨い酒で。
行ったことないけど。
いばらぎっていいとこなんじゃん?
ってのだけはわかる、っつうね。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・・・★・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・・★・・ 甘
◇含み香:熟成感のあるフレーバー
ピュア茨城3部作。今年も美味しく頂きました。
ibazake 安藤商店で購入