武勇 純米吟醸 しぼりたて 27BY(武勇酒造・結城市)
武勇呑み比べシリーズ・パート4
これが一応完結編。
しぼりたての27BY。
今年の新酒ってやつ。
去年のしぼりたてと違うのは麹米で。
山田錦から雄町に変わったらしい。
他にも多分、造りの手法とか。
いろいろアップデートしてる?
のか?
って、思ってる。
今度、ぜひ。
その辺の話を蔵の方に聞いてみたい。
まー、ともかく。
味わいはやっぱり違って当然か?
去年の酒よりも垢抜けた印象。
呑み比べると。
香り高く、味わいはスッキリ。
そんな感じ。
りんご様の吟醸香に若干の麹バナ。
本生らしいフレッシュさと。
勢いのある若武者のような。
ハツラツとしたアルコール感と酸味。
栓を開けてから時間が経つと。
トロンとしたラムのような、さ。
甘さが出てくる。
言葉は悪いが。
去年の酒と比較すると。
一見チャラくなったような感じはする。
が、しかし。
あくまで本質は硬派だと思う。
純米吟醸がどうとか。
吟醸香がなんたらとか。
そういう話から外れて。
この酒の呑み口を。
単純にアルコールとしてみると。
そこに武勇のよさがある気がしている。
今年になってようやく気がついたのは。
武勇のしぼりたてが人気なのは。
それこそ、「しぼりたて」だから。
なんだろうと思う。
よく言や、フレッシュで。
悪く言や、荒っぽい。
それが、しぼりたての本質だろう。
ただ、このしぼりたては。
例えて、言えば。
あれよあれよという間に。
高卒ルーキーながら沢村賞に輝くような。
そんな煌めきがある。
ある意味では荒っぽさが。
ものすごくプラスに振れてる酒で。
その辺りが絶妙であって。
去年の酒も、今年の酒も。
そのよさを十二分に発揮してる。
そういう意味で結構硬派な酒だと思う。
このバランス感覚は本当に面白い。
そんでウンチクを超えて。
単純に旨い、っつう。
基本は五百万石のソリッド感?
まー、いいか(笑)
語らずとも、武勇の新しい酒は。
呑めば分かる、いい酒だった。
↓ 武勇呑み比べシリーズ・パート1
↓ 武勇呑み比べシリーズ・パート2
↓ 武勇呑み比べシリーズ・パート3
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・・・★・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・・★・・ 甘
◇含み香:リンゴ様の吟醸香
新しくなった武勇のしぼりたて。マジで抜群。
ibazake 安藤商店で購入