霧筑波 ピュア茨城 特別純米 蔵なま(浦里酒造・つくば市)
目に青葉/ピュア茨城の/霧筑波
五月になると。
初鰹と、ともに。
ピュア茨城が呑みたくなる。
茨城は田植えも済んで。
辺り一面、緑に包まれる。
今や、つくば駅周辺が。
かなり都会っぽくなってるが。
つくば市だってちょいと外れれば。
まだまだばっちり茨城を感じる。
霧筑波を醸す浦里酒造さんの辺りも。
まー、そんな感じだ(笑)
この時期のつくば周辺って、さ。
筑波山を映す田んぼがまた綺麗なんだよな。
さて、霧筑波のピュア茨城蔵なま。
本生のフレッシュな味わいの中に。
葡萄のような爽やかさが広がる。
とても澄んだ酒で。
まるで。
ツバメがさえずり風薫る。
まさに五月のような。
清々しい味わいだ。
今日はいい陽気で気分もいいから。
たまにはピュア茨城のウンチクを。
面倒くさがらずに書いてみたい。
茨城には5つの水系があり。
北から。
②那珂川水系
③筑波山水系
④鬼怒川水系
⑤利根川水系
となっている。
詳しくは ↓
を、ご参照ください。
ピュア茨城ってのは。
「ひたち錦」っていう県産酒造好適米を。
「SYS酵母」っていうさ。
県の工業技術センターが開発した。
県産酵母で醸すっていう。
そういう企画で。
要するに、各蔵とも。
酒米と酵母は同じだけど。
違うのは仕込み水と技っていう。
今年は安藤酒店さんが。
5水系の中から1本ずつ。
ピュア茨城を揃えていて。
まー、要するに。
各水系の、さ。
仕込み水の違いによる呑み比べが。
楽しめるという。
なんとも粋な感じだろ?
さすが安藤さん、って感じ。
ちなみに。
5つのラインナップは。
久慈川水系からは大観。
那珂川水系からは月の井。
筑波山水系からは霧筑波。
鬼怒川水系からは武勇。
利根川水系からは御慶事、と。
まー、どれもこれも。
マジでいい酒だ。
ついでながら断っておくが。
どの蔵も素晴らしい技量を持っている。
ってのは、ピュア茨城も含め。
各蔵のラインナップを呑めば解る。
そりゃ、さ。
造りの違いってのもあるだろうが。
基本的に酒は。
仕込み水によって大きく変わるものらしい。
まー、確かに酒の原料の80%は。
水だって言うからには、さ。
そんなもんかねー?
なんて思ってたけど。
どうやらそういうもんらしい。
この呑み比べは面白い。
それぞれのピュア茨城呑んでみて。
確かに全然違うわな、と。
水って不思議だね。
水に含まれるミネラル分なんて。
mg 単位でしょ?
パーセンテージからすりゃ。
ほんの誤差程度しか変わらないのにね。
けど、そこに確かに味の違いがある。
不思議なもんだ。
そんで最終的には。
もちろん、どれも美味いってのは。
共通事項なんだけど。
全然タイプがちがうっていうか。
的な、さ。
まぁ、どれが桐谷美玲か?とかは。
全く分かんないけど(笑)
各蔵とも、さ。
それぞれにそれぞれの良さがある酒に。
醸してるってのが、また。
いいんだよな。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・★・・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・★・・・ 甘
◇含み香:葡萄のような酸味のあるフレーバー
爽やかな呑み口の佳酒。美味いなー。
ibazake 安藤商店で購入