茨城の地酒を呑む

茨城の地酒(日本酒)を紹介。茨城は水戸黄門以外にも沢山の魅力があります。

霧筑波 参拾周年記念酒 大吟醸 三十年熟成(浦里酒造・つくば市)

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ご存知、浦里酒造さんの酒は。

 

「霧筑波」という銘柄で。

 

今年で三十周年を迎えたそうで。

 

丁度三十年前。

 

西暦で言えば1985年。

 

茨城県つくば市においては。

 

つくば科学万博が開催されたわけで。

 

matome.naver.jp

 

まさに、その年に霧筑波は生まれ。

 

そして、記念すべき最初の大吟醸が。

 

造られたっていう。

 

なんともメモリアルな話。

 

実際、遠足でつくば万博行ったものとしちゃ。

 

あぁ、あれから三十年か、と。

 

三十年間という時の流れが。

 

たまらなく、感慨深い。

 

そんで、蔵元さんからすれば。

 

当然、俺以上に深い深い思いがあるだろう。

 

大吟醸・三十年熟成酒。

 

1985。

 

この酒には、三十年という歳月が。

 

アルコールとともに詰まっている。

 

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この大吟醸、なんと常温熟成だそうで。

 

へー、すげーな常温でも大丈夫なんだな。

 

と、思いつつ。

 

いや、霧筑波だから大丈夫なんだよな、と。

 

ささ辰さんの言葉を思い出す。

 

あぁ、ささ辰さんってのは。

 

秋田の酒屋さんで。

 

安藤さんにブログ面白いって教わって。

 

そんで知ったのだが。

 

ささ辰酒日記っていう。

 

ブログ書いていらっしゃって。

 

まぁ、その内容ってば。

 

なにかと辛辣で激しいんだけど、痛快で(笑)

 

すごくためになる話が多い。

 

勝手にリンク貼らせていただきます。

 

こんな感じ ↓

 

sasatatsu.exblog.jp

 

ささ辰さんのブログの中に。

 

「しっかり発酵掛けて丁寧に処理してあれば常温でも老ねる事無く古酒になる」

 

って、あって。

 

いやー、当にその通りだなー、と。

 

霧筑波だからこそ、の。

 

成せる技ってやつだ。

 

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カラメル。

 

蜂蜜。

 

紹興酒

 

ブランデー。

 

麦焦がし。

 

オリーブの実。

 

ナッツの香ばしさ。

 

バニラビーン。

 

プリン。

 

カスタードプディング。

 

って、プリンだろ?

 

複雑なようで。

 

実はもの凄くシンプルな。

 

フレーバーのタペストリーが、さ。

 

幾重にも折り重なる。

 

古酒って言えばそれまでなんだけど。

 

それ以上の世界感があって。

 

ここまで綺麗な古酒は初めてだ。

 

老ね?

 

全くないね。

 

三十年の時が醸す深い味わい。

 

冷酒よりも。

 

少し常温に近づける。

 

膨らむね。

 

これを呑んじまうと。

 

熟成酒の世界へと踏み込みそうで。

 

いやー、やばい。

 

こうなったら。

 

今年の霧筑波の大吟醸買って。

 

三十年寝かせてみようか、と。

 

ちょっと悪いことを考えてる。

 

まぁ、でも。

 

うちに置いておいたなら、ば。

 

一年もたたないうちに。

 

いや、三ヶ月ぐらい、か。

 

我慢できずに呑んじまうだろうが。

 

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ちなみに。

 

今年の出品酒大吟醸とセットで購入。

 

そういや。

 

三十年前、つくば万博に遠足で行ったとき。

 

俺が大人に成った頃には。

 

タイムマシーンとか普通にあんだろうな。

 

とか。

 

ほしまる君と宇宙旅行だな、ロケットで。

 

なんて空想を膨らませるぐらい。

 

子ども心に、科学技術ってのはすげー。

 

なんて思ったっけ。

 

大人になった今では。

 

まぁ、科学の力もそうだけど。

 

酒を醸す人の力だとか。

 

酵母の力やら、霧筑波の知可良が。

 

やっぱすげーな、と。

 

科学では捉えきれない。

 

生命の力強さが。

 

なにかを産み出すのであって。

 

浦里さんの霧筑波には。

 

三十年前からずっと。

 

情熱という命の息吹きが。

 

宿っているってのを。

 

この酒を呑んで。

 

改めて知ることが出来た。

 

それってある意味。

 

タイムマシーンに乗って。

 

三十年前に行ってきた気分でもある。

 

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空には筑波白い雲

 

野にはうま酒霧筑波

 

この美しい大地にうまれ

 

霧筑波呑めるよろこびが

 

明日の希望をまねくのだ

 

きりつくばきりつくば

 

われらのきりつくば

 

霧筑波という銘柄が。

 

この茨城にあって。

 

それを自然に呑むことができる。

 

そんな喜びとともに。

 

こんなスペシャルな酒呑めるなんて。

 

やっぱり生きててよかったな、と。

 

結構真剣に思ってる。

 

うーん、俺も相当あほうだな(笑)

 

これからも、霧筑波醸し続けてください。

 

よろしくお願いします。

 

【メモ】

◇香りの高さ:穏 ・・・・★ 華

◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃

◇甘辛の印象:辛 ・・★・・ 甘

◇含み香:古酒フレーバーの宝石箱や

スペシャルな酒。三十年の歳月を超えて。

 

ibazake 安藤商店で購入