武勇 山廃純米原酒 燗熟（武勇酒造・結城市）

「燗熟」とか。

完璧に谷田部のまっちゃんのノリだ（笑）

ま、ただ。

残暑？（爆）に比べれば。

だいぶ品が良くなったし、わかりやすい。

が、しかし。

例えば酒屋や呑み屋で。

「武勇の燗熟ください」

っていうのも。

別に、全然悪くはないけど。

ちょっとかっこよさがない気がする。

ラベルも、もっとかっちょいいのがよい。

もうこうなったら。

いっそのこと今をときめく。

お洒落な新政や仙禽辺りをパクって。

酒に横文字の名前をつけちまうのもアリだ。

けど、ヴィリジアンとかは、やだな。

なにせ発音しにくいうえに。

なに？ビジリアン？

緑の絵の具だっぺよ！

っていう。

シャレオツな ARAMASA ならオッケーだが。

武勇が下唇噛むなんて。

返ってカッコ悪すぎるし（笑）

「ヴユー」

あり得ないだろ？

気取ったら武勇じゃない。

やっぱり勇ましいのがいい。

武器シリーズなんかいいかもな。

例えば、「リボルバー」とかさ。

「ブロークン・アロー」なんてどうだ？

「マスター、リボルバーひとつ」

「昨日も晩酌でブロークン・アローだぜ」

勇ましいうえにかっこいいじゃんか！

ビートルズの名盤やら。

アクション映画を連想させるしさ。

ラベルもレコードのジャケットみたいな。

そんな感じにしちゃってさ。

でも、まてよ。

ちょっとカッコ良すぎるか？

音楽とか映画はダメだな。

文化の匂いがするから、さ。

やっぱり横文字はやめよう。

武勇はもっと武骨にいかないとダメだ。

いっそ「矢」とか「鉄砲」でいいか。

そういう絵のラベルにしてさ。

火縄銃だの弓矢だのそういうやつ。

酔っ払って言うんだ。

「大将、矢でも鉄砲でも持ってこい！」

「あいよ、武勇のな！」

うーん…。

なんか違う、な。

What's going on?

話が脱線し過ぎた。

やっぱり燗熟が一番だな（笑）

ところで、武勇に酒蔵がついてるのはなぜ？

Don't know why!

さて、本題に入ろう。

酒の話、だ。

いい感じに熟成した。

山廃の原酒。

かなりハードコアな酒で、さ。

はじめそのまんま燗につけて呑んだら。

ダイニングの辺り一面にぶちまけたような。

ど派手な山廃フレーバー＆ハニーテイストで。

やべー、ヘビーだぜ…。

と、なり。

すかさず、玉を利かした。

俺には濃すぎるこの原酒も。

割水することで。

驚くほど完璧に。

好みの範疇へと落ち着くから。

酒ってのはつくづく面白いと思う。

っていうか。

マジで凄く旨い酒だ、と。

この熟成感と山廃感が。

クセを超えて昇華されてる。

信じらんないくらいに。

さすが武勇。

この味わい、マジ勇ましいくてかっこいいし。

武骨か？と問われれば。

一見武骨なように見えて。

実は物凄く繊細でもある。

その辺が、死ぬほど好きだ。

 

とりあえず。

きっちり徳利いっぱいに入れた酒を。

大きめな猪口に一杯だけ注いで。

キュッと原酒を煽る。

俺にとっちゃ。

原酒はひとくちだけが丁度いいんだ。

すかさず。

徳利の空いたぶんだけ。

ミネラルウォーターを注いで。

玉を利かす。

これで、ちょうどいい塩梅に。

所謂、加水調整完了。

計算上。

アルコール度数も15度あたりに落ち着く。

そこで燗につけて一丁あがり。

この酒を呑んで。

割水燗っちゅう技が、さ。

すっかり気に入ってしまった。

おかげで。

原酒の楽しみかたがひとつ増えた。

しかも、さ。

１割ぐらい。

酒が増えるっちゅう。

 

しつこくて済まないが。

ラベルの話をぶり返す。

もう、この酒呑んで。

つくづく、さ。

武勇への愛が溢れてたまらないのと。

ちょっといいアイデアが浮かんだから、さ。

この際、「鬼武者」とかどう？

鬼ごろしっぽくて。

なんか武骨じゃん！

っていうか、強そうな感じするし？

金城武はNGだけど。

武者絵をラベルにしてさ。

和的な感じでいいじゃん？

超かっこいい！

そんで鬼武者のしぼりたては。

「若武者」とかにしといてさ。

古酒は「古武士」で。

タンク違いは「影武者」とか。

落武者？

うーん…

よくわかんない。

 やっぱ、燗熟がいいか（笑）

【メモ】

◇香りの高さ：穏 ・・・★・ 華

◇味の濃淡さ：淡 ・・・・★ 濃

◇甘辛の印象：辛 ・・・・★ 甘

くせになる熟成酒。すげー旨い。

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