霧筑波 吟醸 びん燗火入れ(浦里酒造・つくば市)
霧筑波の吟醸酒。
限定ものだ。
霧筑波の吟醸っていうとこれがレギュラー。
霧筑波 吟醸 本生(浦里酒造・つくば市) - 茨城の地酒を呑む
火入れしないお酒だ。
この吟醸はなにが違うかっていうと、
1回だけびん燗火入れしてあるってこと。
本生と呑み比べたいところだが、
ちょっとそれは贅沢すぎるのでまたの機会に。
香り淡麗系。
お酒の基本的な性質は本生と変わりはない。
上立ち香はなし。
華やかで甘さを連想させる含み香。
本生と比べると完熟的なフレーバー?
この辺は呑み比べないとわからない。
結構曖昧な印象。
フワッと香りが広がって、サッと消えていく。
この淡麗さは本生と一緒。
まるで香水のような綺麗なお酒だなぁ、と。
なんていうか。
すれ違い様にドキッとするような香りがして、
思わず振り向くような瞬間?
そんなイメージ。
火入れのダメージ?
一切感じない。
本当にいい酒だ。
吟醸酒とは何か?
その定義は霧筑波吟醸そのものである。
僕の中では。
吟醸酒ってアル添だろ?
と、否定的な意見をお持ちの方もいると思う。
純米じゃないから不味いだろ?
水増し論的な。
ピュアな日本酒じゃない、よな。
みたいな感じ?
吟醸酒はなぜアルコールを加えるのか?
答えは簡単だ。
酒質をスッキリとしたより淡麗なものとし、
お酒のもつ香りを最大限に引き出すためである。
決してアルコール足して水増ししてるわけではない。
きちんとした狙いがあるわけだ。
中でも霧筑波の吟醸酒ほど秀逸な酒は滅多にない。
このお酒限定300本らしい。
茨城に住んでてよかった!
と、心から感じている。
ちなみに、また親父さんとあっという間に一升呑んじまった。
【メモ】
◇香りの高さ:控 ・・★・・ 高
◇味の濃淡さ:淡 ★・・・・ 濃
◇甘味:★★
◇含み香:華やかで甘美なフレーバー。
完璧な吟醸酒。最高。