副将軍 純米吟醸 夏酒(明利酒類・水戸市)
高校野球の県大会が開幕し。
あーもう、夏だなー、と。
そう感じる季節。
梅雨明けはまだ先だけど。
なんかすごい暑いし。
晴れ間に覗く太陽は真夏そのもので。
そろそろ、夏全開かな?
なんて逸る気持ち?
おい、それってば。
渚に集う若者の心理か?
いや。
俺の場合、海より山より。
もちろん、夏酒だ。
さて、これから夏本番。
そんで夏酒本番。
早いところなんか、5月から夏酒だしてるし。
5月は春だろ?
ゴールデンウィークから夏酒呑んじまったら。
真夏に何呑む?
って、また夏酒呑めばいいのか!
しかし、さすがに5月に夏酒呑む気になれず。
まぁ、とりあえずあれこれ夏酒買っては。
夏に呑もうとストックをしてきた。
ので、自分の手持ちから呑むか。
と、考えてたのだが。
思わず、ストックとばして。
副将軍の夏酒を買ってしまった。
なにせ、このラベルが。
あまりに印象的だったもんで、さ。
副将軍にしては。
どえらいポップなラベルで。
初め副将軍の酒だとは気付かなかった。
Facebook のキナセさんのとこで見て。
また、意味分かんないラベル貼ってー。
どこの酒だ、こんなことすんの?
まーいいやー。
と、スキップしようとしたが。
うーん、でもちと気になるな、と。
えっと、どれどれ。
ん!?
明利さんとこじゃんか!
っつう。
そういや、副将軍の。
夏酒って呑んだことないな、と。
そんですぐにキナセさんへ行って。
買ってきたという。
で、天下の副将軍的に。
一体どんな意味があるんだろう?
このラベルは。
夏の太陽ギラギラ?
数字の310はもちろん。
M−310酵母だろう。
それだけは読み取れる(笑)
Mー310酵母。
明利さんが開発した酵母で。
伝家の宝刀、だ。
カプロン酸をよくだす酵母だそうで。
かの、小川酵母のDNAを継承している。
ちなみに小川酵母(協会10号)も。
明利酒類にて小川博士が分離培養という。
ま、オリジンですな。
明利のM、水戸(みと)で310。
で、いいんだろうか?
ともかく。
M−310酵母で醸した酒だから。
香り高いのか?
と思いきや。
そうでもなく。
結構香りを抑えた。
なかなかどうしていい感じの。
味わい純米吟醸。
今年から。
副将軍の夏酒はデビューで。
さすがは、明利酒類だけあって。
きっちり難なくまとめてくる。
夏酒ってのは。
すっきりめにするのが王道で。
副将軍もそんな感じ。
香りは控えめで。
味もやや淡麗な。
含み香に磨かれた酒の風味を乗せる。
計算された味わいだな、と。
まぁ、旨いし。
なにより価格が良心的で。
ありがたい。
一升2300円は破格だ。
やっぱり。
冷たくして呑むのがいい。
よく冷えた胡瓜の浅漬け。
トマト。
枝豆もいいね。
冷奴、最高だな。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・★・・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・・★・・ 甘
◇含み香:フレッシュな感じの磨かれた酒の香り
副将軍の夏酒デビュー作。結構いい感じにまとまってる味吟醸。
地酒蔵 きなせさんで購入