茨城の地酒を呑む

茨城の地酒(日本酒)を紹介。茨城は水戸黄門以外にも沢山の魅力があります。

月の井 夏純米(月の井酒造・大洗町)

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あー夏休み。

 

なーんつって。

 

ヘラヘラと。

 

適当な文章綴る俺だけど。

 

変に意固地なところもあって。

 

夏酒に関しちゃ、もう。

 

ヘンテコな頑固爺よりも。

 

うっさくて喧しい30代だ。

 

青臭い?

 

の、かもしれない。

 

餓鬼っぽい?

 

まー、いいや。

 

なにせ、この酒。

 

若干気に入らないことに。

 

5月にリリース。

 

皐月、May だ。

 

鯉幟が屋根より高く泳いでる。

 

菖蒲湯に浸かって。

 

粽でも食って、背比べして。

 

ついでに柏餅が大好きな。

 

うちの長女の誕生月だし、さ。

 

五月に夏日。

 

異常気象だ?

 

だったとしても、完璧に。

 

夏じゃねーだろうよ、っつう。

 

早過ぎる。

 

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月の井の夏純米が旨いに違いないのは。

 

なにせ去年のこの酒が旨くて。

 

しかも今年の月の井はどれもこれも。

 

抜群だから、さ。

 

呑む前からよーく分かるんだけど。

 

まー、季節無視なところが。

 

ちょいと許せずに。

 

理由ありの反抗。

 

夏酒なんだから。

 

暑いときにこそ呑みたいし。

 

敢えてリリース直後には呑まず。

 

今の今まで知らんぷりし続けた。

 

けど、馬鹿なのは俺で。

 

5月に一旦呑んでおいて。

 

そんで5月のみならず6月にも1本。

 

都合、余計に2本ぐらい。

 

呑むべき酒だったな、と。

 

後悔してる。

 

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あー夏休み。

 

夏の数だけ。

 

夏酒を。 

 

It's all right.

 

呑んだっていいんじゃない。

 

これは、旨い。

 

去年の夏純米を遥かに凌ぐ。

 

三千円切ってるなんて信じられない。

 

すごくいい酒だなー。

 

売れ行き抜群なのも頷ける。

  

生詰の澄んだ風味。

 

穏やかな香りが好感度を上げて。

 

美山錦らしい清涼感が。

 

完璧に引き出された感じで。

 

去年の印象よりも。

 

磨かれた淡麗さと。

 

甘味を抑えたすっきり感が。

 

堪らない。

 

にしても、だ。

 

美山錦っつうと。

 

もっと苦渋感があるのだけど。

 

あれ?美山錦だった?

 

って、思っちまうくらい。

 

苦渋を抑えてある。

 

だもんで、ひっかかりがなく。

 

呑みだしたら止まらない。

 

そんな旨さがある。

 

冷え冷えもよし。

 

若干温度の上がった。

 

15℃前後が抜群。

 

やばい。

 

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んな、わけで。

 

今年はだいぶ損しちまったかな?

 

ので、来年は5月に出ても。

 

素直に呑むんだ。

 

もちろん、何本か買って。

 

夏本番までストックするけど。

 

意固地な酒はよくない。

 

そういうところに目くじら立てるべき?

 

考えようによっちゃ。

 

江戸っ子なんて。

 

初モノ競争するのが粋なんだから。

 

まー、いいか。

 

俺は江戸っ子じゃないし。

 

ともかく、大事なのは。

 

こんな旨い夏酒は。

 

そうはないね、ってところか。

 

さて、気がつけば。

 

高校野球の予選も幕を閉じ。

 

霞ヶ浦高が悲願の初優勝。

 

来年も、さ。

 

甲子園の切符が切られる頃に。

 

また、この酒を呑むんだ。

 

おっと!

 

そうだ。

 

梅雨の前にも呑まなきゃな。

 

【メモ】

◇香りの高さ:穏 ★・・・・ 華

◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃

◇甘辛の印象:辛 ・★・・・ 甘

◇含み香:純米生詰らしい澄んだ風味

今年の夏酒は秀逸だ。梅雨前から呑んでおくべきだった。

 

ibazake 安藤商店で購入