霧筑波 波留起多里(浦里酒造・つくば市)
去年は波留起多里を5月の末に吞んで。
その頃、結構暑くて。
完璧に初夏の陽気で、さ。
うーん、完全に春を外したな。
っていう。
そんなことを思い出して。
そんで、今年も気がつけば。
もう、既に田植えの季節で。
新緑の葉桜が眩い光の中に揺れて。
おっと、と。
波留起多里吞んどかなアカン。
って、慌ててみたものも。
また今年も遅くなったな、と。
季節感を大切にするなら、ば。
やはり桜の花が咲く頃がベストだろうな。
まー、けどさ。
季節は巡れど、酒は常に吞むもんだし。
5月初旬だってのに、思いっきり夏日で。
あ、ちなみに。
この酒、GW前に吞んだ酒でして。
こうも暑いと冷酒がいいな、と。
ま、波留起多里には、さ。
ちょうどいい陽気じゃん?
なんて思いつつ。
うすにごりを呑みながら。
桜の花色を連想しつつ。
今年の桜は特に綺麗だったな、と。
ちょいと前のことを思い出して。
なんかそれはそれで、さ。
わりと粋な感じだな、って。
この酒の爽やかな呑み口が、また。
ふわっと舞い上がる風のように。
記憶の中の花びらを散らしていき。
あー、うめーな、と。
花より酒だな、やっぱり。
酒の話をしよう。
波留起多里は、
暮れに出荷される初搾りを、
熟成させた酒で。
言わば、
季節限定の初搾りを通年で楽しめる。
というコンセプトの酒らしい。
霧筑波の初搾り、人気だから。
通年で吞みたいファンが多数いる、っつう。
なるほど、それに応えて頂いたってことか。
浦里酒造さん、常にファン思いの蔵。
一生呑み続けます。
初搾りもそうだけど。
波留起多里も、だ。
うすにごりとは思えないすっきりさ。
穏やかに香る霧筑波フレーバー。
甘味控えめだけど、柔らかな印象。
初搾りより、落ち着きのある感じ?
熟成からくるまろやかさ。
はっきり言っとく。
「最高だ」
大好きな霧筑波らしい味わい。
霧筑波らしい?
そりゃ、霧筑波だもんな。
霧筑波の本生は本当に秀逸だ。
初搾りも旨かったけど、
波留起多里も最高だな。
春に限らず、夏も秋も呑むんだ。
どの季節でも絶対旨いに決まってる。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・★・・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘味:★
◇含み香:霧筑波フレーバ
悪いけど、大大大大好きだ、この酒。
ibazake 安藤商店で購入