霧筑波 知可良(浦里酒造・つくば市)
特別な酒を呑む。
霧筑波の最高峰。
知可良。
3年氷温で寝かせた大吟醸。
3年間の熟成を経て出荷される酒。
こんなにまろやかな酒を呑んだことが無い。
するすると。
軟水のミネラルウォーター飲んでるような。
そんな感覚。
綺麗なりんご様の吟醸香。
淡麗で柔らかい味わい。
このシルクのように滑らかで。
羽毛のようにふんわりした味わい。
他の霧筑波のラインナップも。
基本まろやかだが、知可良はさらに別格。
これはやっぱりすごい。
知可良とは、小川酵母の発見者である。
小川知可良博士の名前だ。
霧筑波は全ての酒を小川酵母で醸しており。
酸が少なくまろやかな酒を追求する蔵元の。
小川酵母への思いが詰まった酒なんだろう。
しかも、小川酵母は茨城産まれで。
茨城愛が詰まった酒。
それが霧筑波だ。
熟成というと。
カラメルやナッツのような香ばしさを。
イメージするが。
そういう熟成感とは違う。
本生の風味はそのままに。
時間が酒を丁寧に磨きあげる。
角がとれ、透明感が増す。
まるで翡翠の玉のような酒。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・・★・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ・・★・・ 甘
◇含み香:小川酵母の醸す柔らかいりんご様の香り
このまろやかさで透き通った味わいは、知可良ならでは。なんて素晴らしい酒なんだろう。
ibazake 安藤商店で購入