郷乃誉 立春大祭今朝しぼり 生々(須藤本家・笠間市)
溢れ出す光の粒が少しずつ朝を暖めて、
日増しに寒さもやわらぎ。
春の息吹を感じつつ、めいっぱいさ、
桜が咲き乱れるのを待つ。
線路を滑る汽車も、
徐々に春色に染まって。
あー、どっか出かけたいなー。
なんて気分になる。
春はまだ遠く思えた立春から、
気がつけば季節はめぐり。
だいぶ遅くなってしまったが、
立春搾り郷乃誉バージョンを頂く。
立春搾りっつうと、こっちが有名?
ちなみに、僕もちゃっかり呑んでる。
一人娘 立春朝搾り 純米吟醸生原酒(山中酒造・常総市) - 茨城の地酒を呑む
で、この酒は。
名門酒会の立春朝搾りとは別な、
須藤本家独自の縁起物。
ので、微妙にネーミングが違う。
どっちが本物ってわけじゃなくて、
どっちも本物であって。
みんなでやってるのか、
蔵単独でやってるのか、
その違いだけ。
須藤本家が、
この酒出してるって知ったのが、
立春過ぎてからで。
しまったー、ちょい乗り遅れた。
立春に呑みたかったな、っつう。
が、ともかく縁起もんだし、
いつ呑んでもご利益ありそうじゃん?
なんて思ってたらさ、ずっと寒くて。
冷酒呑む気になれず、別の酒呑んでた。
ちょっと暖かくなったからさ。
このタイミングで、
いい加減呑んどこうか、っつうね。
味わいは郷乃誉らしい生原酒。
綺麗な酸味とややドライな口当たり。
控えめではあるがパイン様の吟醸香。
甘味も控えめ。
ワイングラス必須の味わいだ。
結構スイスイ呑んじまって、
2日で空けちまった。
うーん、久しぶりに郷乃誉堪能した。
うまかったなー。
どうぞご利益がありますようにと、
須藤本家の神様にもお願いをして。
開運招福、そして世界平和。
なにとぞなにとぞ。
【メモ】
◇香りの高さ:控 ・★・・・ 高
◇味の濃淡さ:淡 ・・★・・ 濃
◇甘味:★
◇含み香:控えめなパイン香。酸味が印象的。
縁起物でありつつ、味わいも優れている。うまくてツキまでついてくるなんて最高だな。
ibazake 安藤商店で購入