御慶事 辛口(青木酒造・古河市)
御慶事の辛口。
この前、古河に行ったとき買った酒。
いわゆる、普通酒だ。
普通酒ってのは本当に面白い。
蔵の特徴がいちばんはっきりするのが。
普通酒なんじゃないかな?
で、この酒だけど。
旨い酒なんだ。
またひとつ、いい酒を見つけた。
たとえ毎晩呑んでも飽きないね。
そういう酒だ。
大学の先輩の言葉を思い出す。
大吟醸だろうとまずいもんはまずいし。
普通酒なのに旨いもんは旨い。
呑んでみなきゃわかんねーよ。
って。
先輩の言うとおりだ。
この酒の良さは呑めばわかる。
しかも1600円ぐらいだぜ。
信じられるかい?
嗜好品ってのは面白い。
ビール党は銘柄に拘る。
スーパードライしか飲まないとか、さ。
俺は、黒ラベルなんだよ。
とか。
悪口言うつもりないんだけど。
俺からしてみれば若干滑稽で。
正直、そんなに変わんないだろ?
っつう、さ(笑)
俺は違いの分からない男だから。
その辺の拘りは理解できない。
まー、それはそれでいいんだけど。
なんにしても。
日本のビールは不味くないし。
日本の標準的なライフスタイルに。
ぴったり合ってるんじゃないかな?
俺的にはパブで呑む。
ギネスみたいなビールが好きだけど。
どーでもいいけど、さ。
ワンパイントっていう響きも好きだ。
タバコってのも嗜好品だが。
これこそ、銘柄に好みがはっきりでる。
タバコ吸いは必ず同じ銘柄を指定する。
銘柄そのものが。
その人の代名詞なったりもするから面白い。
ジタンといえばルパン三世、みたいな。
俺がタバコ吸ってた頃は。
ライトやエクストラライトじゃ。
不思議とだめなんだよな。
なんていうか。
身体に合う銘柄ってのがあって。
軽いだのきついだの。
なんだか洋服のサイズみたいな。
そんなニアンスもある。
若者っぽいだの、女子っぽいだの。
よくわかんないけどイメージもあるし。
わかば?
田舎のじいちゃん達を思い出す。
日本酒はどうか?
きっちり銘柄決め呑みする人と。
俺のように。
いろんな酒を呑み比べる人がいて。
それぞれまちまちって感じ?
で、タバコやビールとは真逆で。
どんだけ多くの銘柄を知っているか。
なんて感じにもなる。
不思議なもんだね。
ただ、タバコのように呑むならば。
うちの台所にはこの酒を。
常に置いておきたいね。
やや淡麗で辛口な。
爽やかな呑み口と深みのある旨味。
最高だろう。
例えば、さ。
司馬遼太郎と司牡丹みたいに。
俺と御慶事ってのもかっこいい(笑)
でも、ごめんなさい。
あれこれ呑みたいんだ。
浮気性だから。
【メモ】
◇香りの高さ:穏 ・★・・・ 華
◇味の濃淡さ:淡 ・★・・・ 濃
◇甘辛の印象:辛 ★・・・・ 甘
◇含み香:落ち着きのある米の香り
軽快な呑み口と鋭い切れ味の辛口酒。毎日呑んでも呑み飽きない晩酌酒。
青木酒造で購入